ロンドン滞在記:第1日(3月20日)

3月20日は長い1日だった。午前4時に起床、5時過ぎには家を出て、品川から京浜急行で羽田空港へ。渋谷でのBAND-MAIDも、川崎での『VIOLENT ATTITUDE 2024』も諦めて、午前9時45分発の便でロンドンに向け出発した。「海外渡航には慣れてるんだから、そんなに早く空港に行かなくてもいいんじゃないの?」などと言われることもあるのだが、こういう時の自分はわりと慎重派。遠い昔の海外出張時、現地で合流した関係者の指示に従って無駄のないスケジュールで動こうとした結果、大荷物を抱えて空港内を走らざるを得なくなった時の痛い経験が、ちょっとしたトラウマになっているのかもしれない。

それはともかく、ほぼ満席、揺れの多い時間も結構あったとはいえ、フライトはまずまず快適だった。機内では、以前よりも映画を観るようになった。単純に、老眼が進行するにつれて暗い中での長時間の読書がしんどくなってきたからでもある。今回選んだのは、いまさらながらの『バービー』など、自分の趣味的には映画館に観に行きたくなるほどにはそそられず、こんな機会でもないと観ずに終わりそうな作品をいくつか。ただ、今回はブリティッシュ・エアウェイズを利用したのだが、音楽チャンネルにBBCのライヴ・アーカイヴが含まれていたりするのはさすが。ロンドン到着間際の頃にはQUEENの音源を聴いていた。

ヒースロー到着後の流れも比較的スムーズ。ただ、入国審査がスピーディになったのはいいんだけども、結果的にはそのぶんバゲージ受取待機の時間が長くなるのだよね。荷物を手に取るまではやはり安心できない。それもまた、かつて出張先に荷物が届かず、航空会社からアメニティ・セットを渡された時の不安な記憶が残っているからかもしれない。結果、その荷物が滞在先のホテルに届けられたのは、そこを離れて別の街に移動する前夜のことだった。

空港からの移動はヒースロー・エクスプレスで。運行頻度も高いし、20分程度でパディントンに着いてしまうのだからありがたい。そこから地下鉄に乗り換え、滞在先の最寄り駅に着き、チェックインを済ませた頃には午後5時半を過ぎていた。その後は、これから何日間か滞在することになるホテルの部屋内(ハッキリ言って狭いです)に仕事スペースを設けたり、メールの返信を送ったり。夜には、かつてはこちらに来るたびに一緒に仕事をしていたカメラマンのジョージ・チンと食事。彼によると今年は異例の暖冬で、比較的穏やかな天候が続いているのだという。実際、気温は思ったほど低くなく、夜でも革ジャンにロンTでちょうどいいくらいだ。

そして、食後は大人しく部屋で過ごし、早めに就寝。移動の機内でまったく眠れなかったので、さすがにそれから夜遊びに出掛けるほどの元気はなかった。なにしろ滞在2日目となる3月21日からは、毎晩さまざまなライヴが続く。ライヴ三昧ということは、夜遅くに飲み歩く機会がなさそうということでもあるのだが、それがパブでの過度な昼呑みに繋がらぬよう気を付けなければ。

機内食その1&その2。カトラリーは木製。

BAでBBCを聴く。

ヒースロー・エクスプレスの車両内。こんな表情ですが不機嫌なわけではありません。荷物置き場もあって快適。

どんな小さなホテルにもコレだけはあるのがイギリス。

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増田勇一のmassive music life

いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。