昨年3月にオープンした新宿歌舞伎町の『ROCK CAFE LOFT』で、毎月のようにイベントを開催させていただいている。音楽やそれに関する蘊蓄を聞きながら飲食を楽しんでいただく、というコンセプトのお店なので、DJイベントのようにひたすら曲をかけまくるだけでもなければ、トークショウのように話ばかりするわけでもない。毎回ひとつのテーマに沿いつつ音楽を紹介しながらそれにまつわる話をしていく、という具合だ。(他の人たちのイベントはどうだかよく知らないけど)
僕にとって今年最初のこのお店でのイベントは、1月8日に開催される。今回のお題は『今だから再検証! BIG3の時代』。70年代なかば、洋楽ロックの流れを変えたQUEEN、KISS、AEROSMITHは、ここ日本では”三大バンド”などと呼ばれていた。御三家とか三羽烏とか、そういうのが好きな日本ならではの話。僕自身が中学~高校生だった頃のことだ。
今回はその3組の楽曲はもちろんのこと、“三大バンドになり損ねたバンド”たちの音楽も、当時の記憶を辿りながらのお喋りとともに楽しんでいただこうと思っている。たとえば、このへんの人たちとかね。(左上から順に時計回りで、ピーター・フランプトン、英国のMR.BIG、SWEET、ANGEL、STARZ、そしてSTRAPPS)
ちなみに僕自身にとっての海外アーティスト来日公演初体験は、1976年8月に中野サンプラザで観たSWEET。高校時代、男子のなかには「QUEENやKISS、AEROSMITHは女子向け。男だったらDEEP PURPLEとかLED ZEPPELINを聴けよ!」などと言うやつらがいたり、下級生女子の間ではBAY CITY ROLLERSが大人気だったり、生まれついてのタレ目のせいで、そんなBCRファンの下級生たちからいつのまにか“エリック先輩”と呼ばれるようになったり(同じくタレ目のエリック・フォークナー参照)。そんな話を交えつつ、あの時代を振り返ってみたいと思っている。
と、いうわけで1月8日の夜、新宿歌舞伎町にてお待ちしております。新年会気分で、是非お気軽にご参加ください。
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/rockcafe/107279
増田勇一のmassive music life
いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。
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2019.01.06 05:51