悪魔たちの饗宴。BURRN!3月号、2月5日発売!

2月5日はBURRN!誌3月号の発売日。聖飢魔Ⅱが表紙を飾るということで前々から話題になっていたけども、これは1984年の同誌創刊以来初のこと。当時の編集部に身を置いていた者として、もっと露骨な言い方をすればあの〈事件〉の顛末を知る者としては、感慨深いというかなんというか。雑誌もバンドも長く続いていると、いろいろなことがあるものだ(←いちばん無難なまとめ方)。

聖飢魔Ⅱが表紙+巻頭特集ということ自体が強烈だけども、ちょうど同じ号にKISSとALICE COOPERが名を連ねているというのもとても興味深い。これは単なる偶然なのか、それとも神、いや、悪魔の導きによる巡り合わせなのか。ショック・ロック、エンターテインメント・ロックの系譜というかなんというか。

ちなみに僕は今回、KISSの年越し配信ライヴの記事を書いている。レポートというよりは、だいぶ長めの読み物という感じかな。ドバイに現地取材に赴いていたわけではないので誤解なきよう。現地に同行していたロス・ハルフィン氏の撮影によるほぼ花火大会みたいなライヴ写真はもちろん、素顔でのリハーサル時の写真(これって近年のKISSの写真としては貴重じゃない?)なども掲載されているのでお楽しみに。

KISSには〈ロック界随一の商売上手なバンド〉のように認識されているところがある。ただ、確かにその商魂たくましさには、感心させられるのを通り越して呆れさせられるようなところがあるけども、こちらが欲しくなるようなものをいつも巧みに提示してくるというか、KISSの音楽を聴いたり映像を楽しんだりしていると、それだけでなんだか不思議に物欲を刺激されてしまうようなところがある。これはファンとしての条件反射なのかもしれないし、彼らに上手いことコントロールされているだけなのかもしれないが、実際、ちょっと探してみると欲しいものがあれこれ見つかってしまうのだからしょうがない。というわけで、あちこち覗いてしまうわけなのだ。

というわけで、まずは誌面をご覧いただければ幸いだ。それによって物欲がむくむくと湧き上がってきた場合の責任まではさすがに負えないけども。


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増田勇一のmassive music life

いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。