2ヵ月以上ブログを更新せずにいた。単純に怠け者だというのもあるのだが、それくらいバタバタした状態が続いていたということでもある。なにしろ6月1日にはインタビュー記事だけでも11本書いている『BURRN!JAPAN Vol.20』が出ていて、15日には全記事を自分で書いている『MASSIVE Vol.40』、17日には『総括:80年代ヘヴィ・メタル/ハード・ロック』という新刊書籍まで出るという発売時期の重なり具合。書籍の締め切りは早いので『総括:80年代~』については4月上旬のうちに実作業を終えていたのだが、5月の黄金週間空けから6月上旬にかけては毎日が締め切りのような状況だった。もちろん早い時期のうちから作業を始めておけば後々バタつかずに済む部分というのもあるのだが「待たなければできない取材」というのもあるし、それが終わらないと手を付けられない仕事というのも多々あるわけで、このあたりはどれほど経験を積もうとなかなかうまくいかない。
そんなことはともかく、かつて80年代後半から90年代序盤にかけ、ほぼ年に2冊のペースで刊行していたものの僕が編集部を離れた時点で、わずか6号で止まっていた『BURRN!JAPAN』が20冊目、そして2010年末に立ち上げた『MASSIVE』も40冊目という節目を迎えることになった。それと時期を同じくして、自分自身の70年代からの経験に基づきながら80年代を総括した書籍が出るというのもなんだか感慨深いものがある。
ちなみに『MASSIVE Vol.40』の表紙+巻頭特集は結成25周年を迎えているDIR EN GREY。この25周年というのが実が今回の裏コンセプトになっているようなところがあって、掲載アーティストのうちMUCCも結成25周年だし、Jはソロ始動25周年、KEN LLOYDもOBLIVION DUSTでの始動から25周年ということになる。実のところ最初からそれを意識して掲載アーティストを決めていたわけではなく、あとから気付いたことではあったのだが、『MASSIVE』を作っているといつもこうした「意図のない一致」があって自分でもいろいろと考えさせられることになる。
25年前の僕は、『MUSIC LIFE』誌の編集長を務めていて、翌1998年の春にフリーランスに転身している。ということは来年、自分もソロ活動25周年のアニヴァーサリーを迎えることになるのだな。それを記念して何かを……みたいなことは今のところまったく考えていないけども、まずは6月15日発売の『MASSIVE Vol.40』、よろしくお願いします!
増田勇一のmassive music life
いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。
0コメント