何事を始めても三日坊主になりがちな僕だが、実は去年からずっと日記をつけていた。ただ、6月に自分の関わる出版物の発行が重なり、黄金週間明けあたりから過去にあまり例がないほどの締め切りの連続となったため、それが途絶えてしまっていた。さすがに書かなきゃいけない原稿が山積みになっている中で日記など書いているわけにもいかないからね。
で、6月の第1週くらいにはそうした締め切り地獄(まさに「行けども地獄か」という感じだった)から抜け出すことができたのだが、しばらく体内時計もおかしかったし、体調が悪いというわけではないのだけど身体のあちこちが痛く、しかもなんだか疲れやすくて、本調子からはほど遠い状態がしばらく続いていた。というか、61歳のおっさん、正確に言えばほぼ爺さんなのだから、それが普通なのかもしれないのだが。
締め切り地獄で参っていたのは自分ばかりではなかったようで、長年使ってきたノートPCがついに言うことを聞かなくなってきた。これまでもときどき機嫌が悪くなることはあったのだが、今では冷却装置が不調のようだし、先日はいきなり電源が落ちてしまった。よくよく確認してみると本体の問題ではなくACアダプターが壊れていただけだったのだが、なんだかそれが「このまま酷使し続けると突然壊れますからね!」という警告のように思えたので、29日の夜、打ち合わせ先からの帰路途中で新しいPCを購入してきた。
その夜のうちは旧PCで片付けるべき作業を片付け、翌30日の朝からは新しい相棒の初期設定などに追われた。旧PCを導入した際には僕自身が機械音痴なこともあって半日がかりの作業になってしまったのだが、さすがに少しは慣れてきたのか、一通りのことは午前中のうちに終わった。もちろんこの先、「あ、また改めてアレをインストールしないと」みたいなことがあれこれ出てくるのだろうが、とりあえずメールのやり取りと原稿書きはできる環境がすぐに整ったし、この先は焦らずにこの新たなPCでの作業に慣れていけばいいと思っている。
旧PCは、実は出張時や外出時専用にするつもりで購入した軽量のもの。要するに、それ以前から使っていたものがぶっ壊れた日から、自宅作業でも使うようになっていたのだった。手に入れた当初、たいした頻度では使用していなかったこともあってか結構長持ちしてくれて、なんだかんだで10年近く使ってきたように思う。しかも結構ガタがきているとはいえ今も使用可能ではあるから、今後もサブ機として活躍してもらおうと思っている。
そんな6月最後の日を経て、7月に突入。このブログも当然ながら新PCで書いている。こいつはこの先どれくらい僕に付き合ってくれるのだろうか? 旧PCは海外にもあちこち連れて行ったけども、こいつは自宅専用機になるのだろうか? 考えてみれば最後にパスポートを使ったのは2019年の7月、QUEEN+ADAM LAMBERTを観るためにロサンゼルスに飛んだ際のことだから、もう丸3年、海外に行っていないわけで、「どこかに行きたい病」の発作がいつ起きてもおかしくないところではある。実際、取材でZepp Hanedaに行ったりするとその傾向が強まるのが自分でもわかるのだけども。
ちなみに現在聴いているのはTHE LICKERISH QUARTETの『FABLES FROM FEARLESS HEIGHTS』。とにかく素晴らしい。すでにCDは手に入れているのに思わずイキオイでアナログ盤も購入してしまった。バンドの素性については下記の発売元サイトを参照のこと。JELLYFISHやその周辺の音楽に惹かれてきた人たちには絶対に手にして欲しいし、90年代の彼らを知らない人たちにも是非聴いてみて欲しい。
そして下の写真は旧PCの現在の姿。TOOLのステッカーが貼ってあるのはこれが自分の「道具」だからだ。そういえば昨日、仕事部屋の床に竹のフロアマット(ちゃんと裏地の付いたゴザみたいな感じのもの)を敷いてみたら、これがなかなか涼しげな感じで良い。さすがは「お値段以上」で知られるあの会社の製品だな。新PCも値段以上の活躍をしてくれますように。
増田勇一のmassive music life
いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。
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