首振りDollsがツボすぎる!

4月25日にキングレコードから発売される首振りDollsのメジャー第1作、『真夜中の徘徊者~ミッドナイトランブラー』がツボすぎて痺れている。

北九州は小倉を拠点とするこの3人組との付き合いは、実はまだ始まったばかり。ライヴもこれまでたった一度しか観たことがない。が、その時の印象があまりに鮮烈で、思わず終演後の打ち上げの席で「1975年頃のKISSを感じた」などと素直に口走ってしまった僕なのだった。KISSが初来日したのは1977年のことだし、当然ながら僕自身、1975年の彼らを観たことはない。が、ビッグネームになる以前の、すべてが大掛かりになる前のKISSの初期3作に通ずるような生々しさといかがわしさを、このバンドに感じたのだ。

そんな彼らを4月20日、初めてインタビューした。撮影のない取材なのに、彼らはメイクをしていた。「きょう、撮影ないけども?」と言うと、ドラマーでありヴォーカリストであるnao(そういう場合もフロントマンと呼ぶのだろうか?)の口からは「増田さん、僕たち本気なんです」という言葉が返ってきた。頼もしいぜ。俺もメイクして臨むべきだったぜ。

そして、それからの約60分間は、親子ほどの年齢差がありながら音楽的な温度差のない、楽しい会話が続いた。いまどきめずらしいタイプのバンドだとは思うが、懐古趣味というわけではないし、めんたいビートのリバイバルでもない。僕自身の音楽体験の底のほうにあるプリミティヴで危険な匂いのするロックが、今作にも見事に封じ込められている。ちなみにプロデューサーは僕と同い年の戸城憲夫。彼がニヤニヤしながら制作現場を見守っていたであろうことが容易に想像できる傑作だ。

というわけでこのバンド、ふだん邦楽ロックにあまり縁のない人たちにも是非チェックしてみて欲しい。インタビュー記事については、5月23日発売予定のMASSIVE Vol.30でたっぷりとお届けするのでお楽しみに。

『真夜中の徘徊者~ミッドナイトランブラー』首振りDolls(2018年)

詳しくはこちら⇒ http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=45515

オフィシャルサイトはこちら⇒ https://kubihuri.com/

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50代半ばというよりはアラ還に近付きつつあるライター増田勇一の、音楽的だったりそうでもなかったりする日々。

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