全米アルバムTOP100にTOOLが5作も!

去る7月19日、ロサンゼルス滞在中に、幸運にもTOOLの新作アルバム『FEAR INOCULUM』を逸早く試聴する機会を得られた。聴いたこと自体を公表できる期日もあらかじめ定められていたため今日まで黙っていたのだが、ようやく情報解禁のタイミングを迎えたので、本日、rockin'onのブログにて、このような記事を書かせていただいた。

このアルバムは8月30日に発売を迎えるのだが、それに先がけて8月2日からは、彼らの旧譜アルバム群のデジタル・リリースが開始されている。で、そうした形でのリリースがいかに待ち望まれていたかを物語っているのが、米国ビルボード誌による最新チャートだ。8月17日付のアルバム・チャートに、その旧譜たちが再エントリーしているのだ。なかでも『ÆNIMA』は、さまざまな強力新譜たちを押しのけて10位に初登場。次いで『LATERALUS』が16位、『10,000 DAYS』が18位、『UNDERTOW』が19位に名を連ねており、EPの『OPIATE』まで59位に顔を出している。

しかもシングルのHOT100に目を向けてみると、新作アルバムから先行配信されている‟Fear Inoculum”が93位にランク・インしていて、10分21秒という長さのこの楽曲は「HOT100入りを果たした、史上最も長い曲」という記録を打ち立てていたりもする。

これだけデジタル配信に飛びついたリスナーがいるということは、「新譜が出る前にこれまでのアルバムを復習しておこう」と考えた人たちが多いばかりではなく、前作『10,000 DAYS』の登場から現在までの間にCDとCD再生機器を持たなくなった人たちも少なくない、ということなのかもしれない。ただ、そうしたことはどうあれ、このアルバムがどのような世の反響を得ることになるのかが、僕は楽しみでならない。そして、9月6日に読者の目に届くことになるインタビュー記事についても、楽しみにしていて欲しい。

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増田勇一のmassive music life

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いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。