2020年が始まった。どこかでカウントダウン・ライヴを観るわけでもなく、今回は久しぶりに実家で年越しをした。結婚後初だから、おそらく27年ぶりということになるんじゃないだろうか。
12月3日に母が逝き、ずっと母と一緒に生活してきた弟のひとり暮らしが始まった。もちろん実際には、その前の入院時からそれはスタートしていたわけだが、こんな年ぐらい兄弟だけで大晦日と元旦を過ごすのも悪くないんじゃないかと思えたのだ。しかも1月1日は弟の誕生日だったりするし。
というわけで大晦日は弟と一緒に食事をしながら、これまた久しぶりに紅白歌合戦など見たり、押し入れから古いアルバムを引っ張り出して眺めてみたり。母が亡くなってからまだ1ヵ月経たないというのに、すでにもう何ヵ月も経過しているような気がするのは、これまでの間にKISSの各地での公演を取材に出掛けたり、山ほど原稿を書いたりしてきたからかもしれないが、いずれにせよこの先、2019年12月に起きたことを忘れることはないだろう。
そして2020年。2月には59歳になってしまうし、なんだかいろいろな意味で「いよいよ感」があるのだが、今年も自分なりに精一杯ベストを尽くし、行けるところまで行きたいと思う。ただ、元日くらいは休ませてもらおう。原稿書きは明日から、ということにする。
皆さんにとって、2020年が充実した素晴らしい1年になりますように。そしてそこに、新しい音楽との出会いや、見過ごしていた魅力の再発見などがたくさん伴っていますように。
アルバムに貼られていた最初の家族写真。わざわざ町の写真館でこういうのを撮る時代だったのだね。ちなみにこの当時、おそらく父は32歳、母は22歳ぐらい。今の自分は、それを足しても追いつかない年齢になってしまった。父は四半世紀以上前に他界。
増田勇一のmassive music life
いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。
0コメント