METALLICAのアルバムが全米チャートに勢揃い。

METALLICAが異常ともいうべき現象を巻き起こしている。アメリカのビルボード誌による2月13日付のアルバム・セールス・チャート(盤のみの売り上げ集計によるもの)のトップ10内に、なんと彼らの作品が5枚も名を連ねているのだ。上から順に『METALLICA』(3位)、『RIDE THE LIGHTNING』(4位)、『...AND JUSTICE FOR ALL』(5位)、『MASTER OF PUPPETS』(7位)、『KILL ’EM ALL』(8位)といった具合で、さらには『HARDWIRED...TO SELF-DESTRUCT』も15位に再浮上しているのだ。

この異例の事態は、去る1月29日に米国のウォルマート・チェーンで、これら6作品のカラー・ヴァイナル盤が限定リリースされたことに起因するもの。そういえば去年も同じような理由でQUEENの『GREATEST HITS』が再浮上したことがあったっけね。

ちなみに、いわゆる総合チャートであるアルバムHOT200を覗いてみると、『METALLICA』は38位、『RIDE THE LIGHTNING』は64位、『...AND JUSTICE FOR ALL』は70位、『MASTER OF PUPPETS』は90位、『KILL 'EM ALL』は107位となっており、『HARDWIRED...TO SELF-DESTRUCT』は残念ながら200位圏内にはランクされていない。

今年の8月には『METALLICA』、通称ブラック・アルバムの発売から満30年を迎えることになるだけに、そのアニヴァーサリーに合わせての何かもきっとあるのだろうし、同作についての再検証、再評価みたいな空気も間違いなく高まることになるはず。今回の全米チャート上の出来事は、なんだかそのイントロダクションのようでもある。この先の動きからも目を離さずにおきたいところだ。




0コメント

  • 1000 / 1000

増田勇一のmassive music life

いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。