バルセロナでの感動から2年が経過。

2016年の今頃は、バルセロナ~アムステルダム5泊7日の旅をしていた。7月14日に東京を発って同日にバルセロナ入りして、15日と16日に『ROCK FEST BARCELONA』を観て、17日は同フェスの最終日を諦めてアムステルダムに飛び、ちょうど欧州ツアー中だったNOCTURNAL BLOODLUSTを観る、というスケジュールだった。この旅における最大の目的は、LOUDNESSを海外で観ることにあった。彼らはこの『ROCK FEST BARCELONA』に前年に続いての出演で、しかも3日間のフェス全体を通じてのヘッドライナーというべきIRON MAIDENの演奏直後にステージに立つという好条件。この機会は絶対に逃したくない、と思った。

なにしろ〈日本が世界に誇るべきバンド〉みたいなことを散々書いてきたのに、僕はそれまで一度もLOUDNESSのライヴを日本の外で観たことがなかったのだ。もちろん彼らが成し遂げてきたことの大きさは重々承知しているが、それを自分のなかでもっとリアルに実体験しておきたかった。そんな気持ちに突き動かされ、おもわず格安航空券をポチッと予約し、初めてバルセロナを訪れたのだった。

結果、この旅は自分にとってとても有益なものになったと感じている。それまで信じていたことについてさらなる確信を持てたことで、浅草国際劇場でのデビュー・ライヴ(1981年)から観てきた僕自身と同世代のこのバンドは、自分のなかでよりいっそう大切な存在になった。ついさきほどまでIRON MAIDENの楽曲群をひとつのこらず大合唱していたオーディエンスがLOUDNESSのステージに熱狂している。そんなさまをステージ上の機材の陰から体感しながら、なんだか自分もまだまだ夢を捨てることなく走り続けるべきなのだ、と感じさせられたものだ。

そのLOUDNESSは現在、ちょうどヨーロッパ各地を巡演中だ。彼らの旅がまだまだ続いていくのと同じように、僕の旅もまだまだ終わらなくていいのだと思えてくる。さあ、今日も頑張ろう。

演奏終了直後のLOUDNESS。バルセロナの熱い夜、時刻はすでに24時を過ぎている。この瞬間をとらえるために自分はここに来たのだ、と思えた瞬間だった。


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50代半ばというよりはアラ還に近付きつつあるライター増田勇一の、音楽的だったりそうでもなかったりする日々。

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