開催中止・延期のお知らせ(その3)『METAL NIGHT 16th Anniversary』

4月19日(日)には、大阪・梅田NOONでのメタル・イベント『METAL NIGHT』にゲストDJとして初めて参加させていただくことになっていた。このイベントは今年で16周年なのだという。15周年だった昨年のアニヴァーサリー・イベント開催時のフライヤー画像はこちら。

大阪でのイベントに呼んでいただける機会というのは滅多にないことでもあり、とても楽しみにしていたのだが、この状況では仕方がない。どれほど注意が払われていようとアクシデントは起こり得るもの。もちろんそれは普段でも同じことだが、この状況下でイベントを強行しても、そこに自覚症状のない感染者が1人来場してしまっただけで最悪の事態に繋がり兼ねないし、それによってクラブやDJイベントといったものが世の中から排除されるべきもののように見られてしまうような風潮を招き兼ねない。こちらのイベントも、誰もが心おきなく音楽を肴にしながら呑んだり喋ったりすることを楽しめる状況が整った時に改めて実施されることになるはずだし、その際には僕も駆け付けたいと思っている。

このイベントに参加することになった発端は、昨年12月17日にKISSの大阪公演を観た後で立ち寄った心斎橋のRock Rockで、長時間にわたりKISS縛りのDJをされていたTOYOMETALさんとの出会い。彼こそが、この『METAL NIGHT』の発起人なのだ。

この際だからついでに言っておくと、東京でのトーク・イベントやDJイベントへの出演決定をツイッターなどで告知すると、かならず「また東京だけですか~」とか「大阪には来てくれないの?」といったリプライが寄せられる。ぶっちゃけ、そうしたイベントを僕自身が企画して実施するとなると、収益が交通費と宿泊費にも満たないというのが実情で、運良く何か他の仕事をその前後に組めたりしない限りは赤字ということになる。『METAL NIGHT』へのお誘いを受けることができたのは、そのあたりの条件がクリアできたからでもあった。

「なーんだ、結局は金かよ」と思われるかもしれないが、ハッキリ言ってしまえば金額云々ではなく、その問題をなんとかクリアしようという主催者や関係者の熱意が感じられるかどうかが僕にとっては大事なのだ。ぶっちゃけ、本当は多少の赤字になろうがあちこちに足を延ばしたいし、『MASSIVE』での地方取材だってたいがい自腹だ。そのへんをご理解いただけたうえで東京以外でのイベント出演を誘われたなら、僕はスケジュールに調整がつくかぎり足を運ぶだろう。

というわけで、TOYOMETALさん、近いうちに再会できることを楽しみにしています。

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増田勇一のmassive music life

いつのまにか還暦を過ぎてしまった音楽系モノカキの、 あまりにも音楽的だったり、案外そうでもなかったりする 日々。